この記事を読むとわかること
- 中村鶴松容疑者が現行犯逮捕された経緯
- 一般家庭出身から歌舞伎界に進んだ異例の経歴
- 襲名直前に起きた不祥事が歌舞伎界に与える影響
飲食店のドアを蹴り壊し現行犯逮捕 酒に酔い「覚えていない」と否認
18日未明、東京都台東区の飲食店で出入り口のドアが壊される被害があり、その場にいた中村鶴松容疑者が建造物損壊の疑いで現行犯逮捕された。
警視庁によると、容疑者は当時酒に酔っていたとみられ、取り調べに対し「覚えていない」と容疑を否認しているという。
所属事務所は取材に対し、「現在、事実確認を進めている」とコメントしている。
一般家庭出身から歌舞伎の道へ 異例の歩みで注目
中村鶴松容疑者は1995年生まれ。歌舞伎一家ではない一般家庭に生まれた。
父は米国の大学を卒業した会社員、母は英米文学科出身で、語学教育にも力を入れる家庭環境だったという。
幼少期からドラムやモダンダンス、習字など複数の習い事に励み、芸事と学業の両立を続けてきた。
3歳で舞台へ 勘三郎さんに見出され「部屋子」に
3歳で児童劇団に入団し、5歳で舞台「源氏物語」に出演。以降、歌舞伎の舞台にも立つようになった。
その才能に目を留めたのが十八代目中村勘三郎さんだった。
2005年、10歳で部屋子となり、勘九郎、七之助兄弟とともに厳しい指導を受けた。
勘三郎さんは鶴松容疑者を「3人目のせがれ」と呼ぶほど可愛がり、将来を嘱望していた。
若手ホープとして頭角 主演抜てきも
成長とともに舞台経験を重ね、2021年には「八月花形歌舞伎」で重要な役どころを務めた。
一般家庭出身の俳優が主要な役に抜てきされるのは異例で、その実力と努力が高く評価されていた。
中村屋一門の若きホープとして、次代を担う存在と目されていた。
早稲田大学卒 芸と学問を両立
襲名目前での逮捕 歌舞伎界に広がる波紋
鶴松容疑者は今年2月の公演で、初代中村舞鶴を襲名し、幹部に昇進する予定だった。
まさに節目を迎える直前での逮捕となり、公演への影響や今後の処遇に注目が集まっている。
伝統と格式を重んじる歌舞伎界において、今回の出来事が与える影響は小さくなさそうだ。
この記事のまとめ
- 歌舞伎俳優・中村鶴松容疑者が飲食店のドア破壊で現行犯逮捕
- 酒に酔っていたとされ、「覚えていない」と容疑を否認
- 一般家庭出身ながら勘三郎さんに見出された異例の存在
- 早稲田大学卒で学業と芸を両立した努力家
- 襲名直前の不祥事により、歌舞伎界に大きな衝撃
